天気を気にせず体を動かして遊ぶことができる屋内パークは我が家にとってもなかなかに有り難い存在。中でもキドキド(kid-o-kid)はチビワンが小さいころから利用してきた施設。基本は外で遊びたいというのが私の性分なのです(カメラのシャッタースピードが稼げないということもあって屋内苦手・・・)が、チビツーも最近になってようやく上々の反応を示すようになったので切り札として温存していました。
しかしながら数か月前に一部のフロアレイアウトが変わってしまい、チビツーにとっては今回ちょっとした受難となってしまいました。果たしてどんな一日になったのでしょうか・・・?
目次
キドキド(KID-O-KID)
基本情報
北欧のおもちゃメーカー「ボーネルンド」が運営する屋内パークです。パーク内の遊具は実際にボーネルンドで販売されているものが使われています。
※キドキド自体は全国各地に施設がありますが、本投稿はあくまでマークイズみなとみらい点の情報となります。
■入館料
※大人料金価格改定があったようなので(500円⇒600円。消費増税の影響?)、再掲載します。
時間単位の課金と、一日/年間フリーパス等があります。一定時間以上遊ぶことが確実であれば、フリーパスを購入するのがお得です。現時点では基本平日限定ですが、季節・店舗によって期間限定のフリーパスも販売されています。詳細はコチラ。
通常料金 | 最初の30分 | その後10分ごと(延長) |
---|---|---|
子供 (0歳6ヶ月〜12歳) |
600円 | 100円 |
大人 | 600円 大人(保護者)の交代可 |
大人は延長料金なし |
■営業時間
10:00〜19:00(18:30受付終了)
■休館日
館(マークイズみなとみらい)に準じます。
バリアフリー情報
障害者向けのバリアフリー優待は特にありません。
お出かけ難易度
難易度:★☆☆☆☆(1)
時々入れ替わりのある遊具が、子供たちの興味をひくものかどうかによってハマり度合いがことなるかと思います。ただしパーク内が6か月のハイハイ歩きの赤ちゃんから小学生まで、幅広い年齢層をカバーする設計となっているので、間口としてはとても広いです。
チビツーパート
失われたエアドーム型トランポリン・・・
入場手続き中に場内を見回してすぐに気付いたのですが・・・なんと、エアドーム型のトランポリンが無くなっていたのです!
黒いエアトラックに該当するものが以前はもっと短く、その先にはエアドーム型のトランポリンがあったのですが・・・
これが以前(2019年7月)撮影したもの。中央より若干左側、わかりますかね?
内部からはこんな感じで。これがあったからこそチビツーが初めてこんな笑顔を見せてくれたと言っても過言ではないというほどの立役者でした。これが無くなってしまったとは・・・
チビツーも気付いたのか(?)、この表情・・・ちょっと切ない(笑)
もともと咳がわずかに出始めていて、体調も完全というわけではありませんでした。ただあのトランポリンがあれば一気にテンションが上がって”病も気から”で楽しんでもらえると思ったのですが、これはとても残念でした。
もちろん店側からしたら定期的に遊具の入れ替えをしないと子供たちは飽きてしまうでしょうから仕方のないことだとは思うのですが・・・
まぁこのエアトラックも跳ねると言えば跳ねるのですが、少々不完全燃焼だったような・・・。「え~?ちょっと~?あり得ないんですけど~?」的な仕草(笑)
エアトラックの最奥部にはぶつかっても(体当たりしても?)大丈夫なように、このなんというか・・・ちくわのような(笑)遊具があります。元々は中に入ったまま転がして遊べる遊具なのですが、今はただの緩衝材のような扱いでした。ここチビツーはよく潜り込んでは居座っていました。
ベビーガーデンで感じた、チビツーの”現実”
パーク内の一角には、1歳半未満の赤ちゃん専用のエリア<ベビーガーデン>があります。厳戒な区分けではないので、例えば赤ちゃんのお兄ちゃんお姉ちゃんが親と一緒に入ったりしても追い出されることはありませんが、明らかにそうではない子が一人で遊んでたりすると、出てもらうよう”やんわ~りと”促されることがあるようです。
このベビーガーデンは1歳半未満の子が対象ということだけあって、とても”シンプル”な遊具・玩具が置かれており、チビツーが食らいつく可能性の高いものが多いです。なので、ちょっと後ろめたい気持ちがありつつもチビツーと一緒にこのエリアに入ることがあります。
チビツーの身長からして1歳半未満ではないということは明々白々。もし店舗スタッフの方に「ここは1歳半未満のお子さん限定のエリアなので・・・」と言われたらどうしようかと常々思います。まだ一度もそのようなことを言われたことはないのですが・・・。
「この子は知的障害児で1歳未満の知能レベルしかないので」
とでも言ったらどう反応されるんだろう?ドキドキしつつもちょっと聞いてみたいとも思う。「あ、そういうことでしたら」と快諾されるのだろうか?あるいは「ちょっと上席に確認いたします!」的な反応になるのかな?きっとここの運営方針やスタッフ教育の真価が見れる気がする・・・。
障害児の親というのは、こういった対外的な関係性のバランス取り、という精神的負担がとても大きいという実感があります。その子自身のケア/世話も大変といえば大変ですが、それは所詮親と子だけの範囲でのことなのである程度の割り切りができますが、他人を巻き込むとそう割り切ることもできません。
積み木などはまさにこのエリアの特徴的な玩具です。チビツーのやることと言えば、こうしてランダム(本人的には何かしらの選択基準があるのかもしれませんが)に掴んだ積み木を例のごとく指でトントンしながら・・・
全部箱の外に出す。箱の外に出すということは自宅内のおもちゃ箱でもちょくちょくやることですね。
以前は5~6個の積み木を積み上げるということをたまにしたのですが、最近は見なくなりました。変化ではありますが、少々ネガティブな変化なようについ受け取ってしまわないこともないです・・・。
この玩具は自宅にもありますが、これはよく触ります。以前は通された木玉自体を指で弾いて回転させるだけのことが多かったのですが、最近は少しだけ木玉を”運ぶ”ようにもなりました。
ごく稀に、ふとしたタイミングで近くのお友達の腕をつかむということはあるのですが、総じて”他害”傾向はかなり低いほうだと思います。これがいわゆる”性格”なのか断言はできませんが、親としては嬉しいというか安心するというか。
上の一枚はとても印象的でした。
左側の女の子が、チビツーと同じようにこの玩具で木の玉を動かしていました。お母さんに聞いたところ1歳になったばかりなのだとか。「へ~、チビツーよりも上手に遊べるんだねぇ」と心の中で関心してハタと気付いたのですが、発達検査の結果ではチビツーの知能レベルはまだ1歳のそれにも満たないもの。チビツーより上手に遊べるのもそりゃ当然。あーこれが今のチビツーの現実なんだな、と改めて実感しました。まぁ今更嘆きもしませんが。
休憩を経て、少しずつ機嫌を取り戻しつつ・・・
少しグズりかけることもあったので、休憩スペースの自販機にてジュース休憩。
数か月前からようやくペットボトルに直接口を付けて飲めるようになりました。きっかけはやっぱり「味噌汁などのスープ系が好きになった」ということでしょうね。ペットボトルも結局は器を手にもって口で啜るという行為と要素の差はさほどないと思います。これだけでも、本当に助かるのです。
そういえば初めてペットボトルで飲めるようになったのは、ここキドキドではありませんがやはり屋内パークでした。
うんうん、これは1歳児でもできない子は多いぞ!?などと一喜一憂する精神未成熟な私でした。。。
ぷっはー!な表情。オレンジジュース好きだね♪
テンションアゲアゲ!という感じにはなりませんでしたが、少しずつ機嫌は良くしてくれたので、ちょいとまたフロアに戻ってみることにしました。
いわゆる回転系の遊具。これでもかと言わんばかりの仏頂面(笑)ですが・・・
最後には良い笑顔を見せてくれました。
最初は手を引かないと入ってくれなかったボールプールですが、
そのうち自ら入ってくれるようになりました。
今まで自分から船に乗り込んだことはなかったのですが・・・!
でもハミハミ(笑)
触感?食感?が大事なのです(笑)
よかったよかった^^
橋で繋がれた小島を渡るような遊具もあります。
こちらは療育センター(療育園)のクラスでも取り入れられている「サーキット」に近い形なので、一度手を繋いで歩いた後は自ら歩くようになってくれました。上手上手♪
この後は体調も影響してか、あまりはしゃぐような機嫌でもありませんでした。まぁそれでもギャン泣きされたりしなかった以上は上出来です。
チビワンパート
小学2年生、まだまだ楽しめる?
さてチビワンパート。今回はチビたちの従妹にあたるKちゃんとパパも加わっての遊びとなりました。
まずはボールプールにて。100点の穴の位置が変わったので入れやすくなりました。以前はハマりにハマって汗だっくだくになるまで投げ続けてたんですよね・・・
お約束の水没。
雲梯のような遊具やちょっとしたクライミングウォールなど、小学生でなければ楽しめないというものもあるので、2年生のチビワンでもまだまだ十分に遊べますね。
学校でも雲梯が好きなので、握力は平均以上だったりするのかな?
エアトラックでジャンプしたり側転したり・・・最終的にはジョギングを始めたり(パーク関係ないじゃん!?笑)、たっぷりと汗をかいたのでした。
この回転遊具もチビワンとはスピードが違います(笑)
マグフォーマーという磁石を使った玩具は自宅にもあるのですが、ここではその量が桁違いなのに加え、磁気を帯びた壁を使って作品を飾ったりして、体だけでなく知育面においても十分小学生でも通用する遊び場もありました。
組み立てとか、「あ~コレ、右脳鍛えるヤツだわ~」とか思ったり(笑)
チビワンも休憩。やっぱり炭酸。
ぷっへ~い!
そろそろキドキドも飽きてくるかな?と少々心配していましたが、まだまだ十分楽しめそうですね。
感謝の”弟想い”
Kちゃんが一緒であっても、チビツーを気にかけてくれる姿にはいつも感心させられると共に、嬉しくも有り難くも思います。普段、私とチビワン&ツーの3人だけであれば、じっくりチビワンと向き合う時間は少ないので、本来であればもっと自分中心になって遊んだところで咎める理由は何一つありません。ただでさえ個性の強い弟が相手なのですから。
今回は体調や機嫌の問題もあり盛り上がりに欠けた反応でしたが、それでもちゃんと自分から声をかけてくれるチビワンの姿には涙腺が緩みそうになるほど嬉しくもあります。
写真に収められたのは上の一枚だけでだったけど、その他の場面でも父はちゃんとと見ていましたよ。本当に、ありがとね。
さて、そんなこんだでたっぷり遊んだ3時間。開店直後の10時から入場しているので、そろそろお腹もすいてきた頃。退場を子供たちに受け入れてもらうのに少々苦労しましたが(笑)、最終的には後腐れなくパークを後にすることができました。
番外編:カレーパーティ
ここからは番外編。昼食を済ませた後、私たちとKちゃん父娘は自宅へ向かいました。チビワンの希望で、カレーパーティをしたいとのことでした。
Kちゃんも一緒だと、いわゆる”二人効果”が期待できます。普段からもチビワンは私が料理をするときによく手伝ってはくれるのですが、いつも以上に今日は気合が入っていた・・・かな?(笑)
なーんの変哲もないフッツーのカレーです。でも自分たちでお手伝いした分のスパイスは特別なものになったことでしょう。
振り返って
まさか、ドーム型トランポリンが撤去されてるとは・・・それが一番の痛手でした。体調のこともあるのでそれがあってもあまりノリノリにはならなかったかもしれませんが、やはり大きかったですね。
それでも見慣れない遊具に少しずつでも適応したチビツーには少なからずプラスになったと思うし、チビワンもいつも以上に楽しめて、私も子供たちの姿に暖かい気持ちにさせてもらったことには感謝!です。
さて、次はどこに遊びに行こう!?