チビツーに”変化”で出て以来、お出かけ自体が少し減ってしまったのですが、”変化”も少し落ち着きを見せてきたようなので、延期していたいちご狩りに行ってきました。「待ち時間」や「閉所での活動」など、不安要素は多々あるのですが・・・
果たしてどんな体験になるのでしょう!?
吉原いちご園
基本情報
横浜市戸塚区にある苺農家さんが運営する「吉原いちご園」さん。横浜市内の我が家から最も近くでいちご狩りを楽しめる場所。我が家としては2回目の利用となります。前回もオトコ三人で来ましたがもう4年前のことで、まだチビツーはベビーカー&抱っこ紐でしたねぇ。しみじみ。
大人:2300円
子供:1000円 ※二歳~幼稚園児まで
以前より少し値上がりした気はしますが、誤差程度の感覚。このあたりではどこもそう大差は無い金額だと思います。どちらかというと私はこういった一生懸命な農家さんに直接お金を落としていけるということ自体が嬉しかったりします。
開園シーズンは大体1/中旬〜5/下旬頃で、完全予約制(電話のみ)です。ハイシーズンはとにかく電話が繋がりにくいので、半日かけ続けるくらいの覚悟が必要です。予約時のポイントとしては・・・
- 土日の予約はその前の週の月曜13:00から受け付け開始となることがほとんど。
- 繋がらなくても月曜夕方まで粘る!
といった感じでしょうか。私が調べた限りでは、前週の月曜13時から受付開始というのは人気のいちご狩り農家さんの主流となっている気がします。13時にかけてもまず繋がることはありません。私は(仕事しながらなので)15分おきに(トイレ等々に見せかけて)電話をかけ続けましたが、掛かったのは17時過ぎでした・・・。それでも予約枠ギリギリでした。人気のいちご狩りに行くにはそれなりの運も必要なのかもしれません・・・。
詳細につきましては公式サイトをご確認ください。
GoogleMap上は↓コチラ。
余談ですがこの吉原いちご園の代表者(?)さん、見た目はかなりイカツイ感じの一見怖そうなお兄さんですが、接客も丁寧でとても物腰柔らかなナイスガイなのです。
バリアフリー情報
優遇といったものはありませんが、駐車場から入り口に至るまで段差をなくしており(階段がある箇所もスロープがある)、車椅子やベビーカーなどへの配慮がされています。
トイレはハウス横に二基設置されていますがいわゆる仮設トイレです。ただ、苺は食べすぎるとお腹が緩んだりするので意外と助かるかも!?
お出かけ難易度
難易度:★★★★☆(4)
我が家の場合、ポイントとしては下記の二つでした。
- 入場待ちをどこまで耐えられるか!?
- 食欲 vs. 徘徊欲、どちらが勝るか!?
結果として、いずれも私の望まない方向に事は進んでしまったため、非常に高い難易度となってしまいました・・・。
最大の受難「入場待ち」
午前11:40。予約した12時には少々早い到着となりました。早すぎても待ち時間が怖いのですが、駐車場で時間を潰すにも限界があり・・・少し早いですがいちご狩り会場となるハウスのほうへ向かいます。
駐車場は第1~第3まであります。駐車できる数に限りはありますが、完全予約制であるため予約者分のスペースは確保されていると思います。
梅の花がキレイでした。
横浜と言っても戸塚区となれば横浜最西の地。幹線道路を少し入り込むと長閑な農園風景が多くみられます。戸塚というと私が生まれ育った藤沢市のすぐとなりなので、なんだか懐かしさがこみ上げてきました。
さて吉原いちご園さん。受付を済ませると、このハウスのエントランス前で列を作って待つことになります。行列待ちに加わったのが11:50でしたので12時まではまだ10分。10分ならなんとかなるか・・・!?
他のお客さんも多いので撮影も少々難儀。
やはり一番心配だったのはチビツーの最近の変化。「以前に増して周囲が見えるようになった」ことによる変化は一長一短の諸刃の剣。とにかく気が気ではありませんでした。
チビツーの変化については、近況更新しましたのでこちらも参考までに。
今はまだ、到着直後なので「ココはドコ?」感は出しつつも機嫌は悪くありません。
・・・が、このあと想定外のトラブル?(少なくとも我々にとっては)が発生してしまいました。
予定時間の12時を過ぎたのですが、一向にハウスに入れる気配がありません。どうやら12時ちょうど、あるいは12時過ぎてから到着&受付される方がいて、その方々の受付が一段落して全員揃った上で入場前の説明が行われ、その後ようやく入場できる仕組みになっていたようです。
ついにチビツーの指トントンが始まってしまいました。指トントンはチビツーにとって癖のようなもの。これをすることで気を紛らわすことができるのですが、裏を返せば何らかのストレスを感じていて、指トントンをすることで心のバランスをとろうとしている証左でもあるのです。言うまでもなくそのストレスとは「先の見えない待ち時間」です。
チビワンも「まだなのー?」という表情。これは無理もありません。
結局説明が始まったのは12:10でした。ただ、あくまで説明が始まっただけで、ここから動けるわけでもありません。
そしてついに、チビツーは声を出して泣き出し始めてしまいました。こうなってしまってはもう抱っこしようとも落ち着くことはありません。以前のように発狂するような泣き声ではありませんでしが、チビツーよりもっと年齢の低い子達が我慢している中、パッと見では普通の子に見えるチビツーにギャン泣きされるのは親としては結構イタイ・・・。
「そんな大きい子なのに我慢できないの?」という目線(そんな意図が無くてもそのように見えてしまうのが障害児の親というものなのです)が辛かった・・・。
前回来たのは4年前でしたが、その時は個別に説明を受けたような気がします。とはいえ入場者は30~40組以上はいると思われ、人数にするとかなりの数です。個別に説明するのは確かに非効率だというのもわかります。
ただ、入場者全員への30分という制限時間は等しく与えられるので、結果的には一番遅れてきた人が一番得をすることになるというのはちょっとどうなのかな?とも思いました。
5分ほどの説明が終わり、入場できたのは12:15頃でした。私とチビツーにとっては長い長い待ち時間でした。
本来であれば15分程度の待ちなどなんてことはないと思うのですが、言葉も通じず、見通しを立てることもできなチビツーにとっては、15分と言えども耐え難い時間だったのでしょう。
いざハウスへ!9品種食べ比べ♪
イチゴのヘタを入れるトレイと練乳(おかわり自由)を受け取り、いざハウスの中へ!ようやく入場です。
入場後もワケがわからないチビツーはしばらく機嫌が元に戻りませんでしたが、採りたてのいちごを1~2個頬張ることでようやく落ち着きを見せてくれました。
ここでも泣き止まなかったらどうしようかと思いましたが、ようやくホッと一息つくことができました。
お待ちかねの笑顔、よかった~(涙)
そしてチビワンは、何やら大きくて真っ赤なイチゴを収穫(笑)してきたようで・・・
大きな口でガブリ!
待った甲斐があったね。
真っ赤に熟れたイチゴ、甘くて本当に美味でした。
ハウス内の気温は28度に設定されているので、冬の防寒装備のまま入ると汗だくになります・・・。
時期によって異なりますが、こちらでは5~9品種のイチゴの食べ比べができます。
チビワンも(口に詰め込みながら)せっせと収穫に励みます(笑)
収穫に一定の余剰が生まれると、おすそ分け(笑)
当然ながらチビツーはイチゴのヘタを取るなんてことはできないので、イチゴ摘みからヘタ取りまでを済ませた上でチビツーに渡すのですが、どうやら意外にもお腹が満たされるのは早かったらしく、こうして口元にまで運ばないと食べなくなってしまいました。
無理に詰め込んでもお腹を壊すだけですが、まだ入場してから10分程しか経過してません。私もチビワンもまだまだ他の種類も食べたいですし、ここでチビツーに飽きられてしまうとそれはそれで困ってしまうのですが・・・
そして「もういーらない」と言わんばかりにスタコラと徘徊を始めてしまいました。
YOU!待ってくれよ!
チビワンにとっては迷宮のようなハウス内。もはやイチゴの国のアリス状態。歩くこと自体は楽しんでいるようですが、他のお客さんがいるところでも強引に道をかき分けて行くので追いかけるのが大変。食べながらなんとか行けるかと思ってたのですが、トレイ持ちながら片手でイチゴを摘むというのがなかなか難しいのです。
チビツーがハウス内から出ることは困難なので、放ってもいいかとも思ったのですが、そうは問屋が卸さなかった理由がコレ(上の写真)。
このハウスは開園日(土曜か日曜か)と開始時間帯(10時か12時か)によっていちご狩りができるスペースが異なり、場所によってはこのようにプラチェーンが張られて立入禁止となっているエリアがあるのですが、チビツーにそんなことは理解できません。チェーンがあればくぐれば良い!それがチビツーのフロンティアスピリット。
何度かくぐりそうになってしまうところを何とか捕まえては戻しての繰り返しだったのです。ヒーコラ。
そしてそんな徘徊も疲れてきたのかベンチで一休み。それでもイチゴを食べてくれるわけではなく、かといって立入禁止エリアがある以上離れるわけにも行かなくて・・・
チビワンに頼んで詰んできてもらったのですが、なかなか掴もうとはせず・・・
口元まで持っていってようやく口にしてくれるという有様。
・・・結局、戦意喪失したチビツーから離れることもできず、チビワンと一緒にいてやれることもできず、私もあまり食べられずじまいだったのでした・・・。
振り返って
後の話では、チビワンはそれなりの数と種類のイチゴを食べられたようなので、それだけはせめてもの救いだった気がします。
チビツーは、やっぱり最初の待ち時間が効いたかな・・・
ハウスを出た瞬間からチビツーは解放されたかのように帰路をルンルンしながら歩いて駐車場の方に向かっていきました。やっぱり自由に歩き回りたかったのかな。
何はともあれ、多難な味覚狩りとなりました。懲りたとは言いませんが、次はこれを踏まえて対策を取らないといけませんね。次は桃か葡萄かなぁ・・・秋の到来が楽しみです。
さて、次はどこに遊びに行こうか!?
おまけ
駐車場に戻ったあと、昼食は食べられたもののまだ13時前。今から帰るのもどうかということで・・・
飛んで箱根!(笑)
またもや生命の星・地球博物館に来てしまうのでした。
ゴクゴクゴクゴクゴクゴクゴクゴク・・・
チラ♪
ゴクゴクゴクゴクゴクゴクゴクゴク・・・
(ナニこのシンクロww)
おしまい。